
「ん?」と気づく
話がうますぎる。大事なことが言われていない。なんとなく、すっきりしない。そんなとき、「ん?」と思う感覚がセンサーです。
「ん?」は、疑うためではありません。気になるところを、はっきりさせるためです。
3つのステップ
センサーを働かせ、素直に従い、質問にして、一緒に考える。そのたびに、自分で選べることが増えていきます。毎日をちょっと自由にする、3つのステップです。

話がうますぎる。大事なことが言われていない。なんとなく、すっきりしない。そんなとき、「ん?」と思う感覚がセンサーです。
「ん?」は、疑うためではありません。気になるところを、はっきりさせるためです。

「その数字は、いつからいつまでの話ですか?」「全部で、いくらかかりますか?」。算数のことばで質問にしてみましょう。自分の状況も言えると、相手は的確に助けやすくなります。
質問が具体的なほど、返ってくる答えも具体的になります。

素直に聞いて、具体的に答えてくれる相手とは、協力して話を進められます。調べてくれたり、専門外だと教えてくれたりすれば、さらに安心です。答えに詰まったり、急かされたりしたら、無理に進めず、距離を置けます。
自分で選べる範囲が広がると、毎日をちょっと自由にします。
例をみる
すごい話を聞いてきたブロッコリーボーイと、メモリくんの会話です。違和感を持って、質問にして、やりとりして選ぶ。その流れを、例を選んでたどってください。
※ 話をわかりやすくするための、架空の例です。数字は説明用で、実在の商品や会社とは関係ありません。
理由を具体的に説明してくれる。ほかの条件も、聞く前に話してくれる。
答えに詰まる。「お得ですよ」としか言えない。悪意はなくても、一緒に考えるのは難しい相手です。
はぐらかす。「今日までです」と急かす。質問されること自体を嫌がる。
複利(?)で計算した年換算の数字を、計算の仕方も含めて、示してくれる。
「年利(?)は計算していません。毎月10%です」としか言えない。悪意はなくても、一緒に考えるのは難しい相手です。
「細かい計算はいいから、今だけの枠です」と、話をそらして急かす。
「簡単ではありません」と認めたうえで、期間や運用の方法など、数字の裏づけを示してくれる。第三者の確認も出してくれる。
「すごい人なので大丈夫です」としか言えない。悪意はなくても、一緒に考えるのは難しい相手です。
「ありえます。今だけの枠です」と、理由を言わずに急かす。
世界最高クラスの運用の数倍の数字が続くなら、詐欺の可能性も考えます。お金を出す前に、金融庁の登録業者(?)かを確認し、家族や第三者にも相談します。
※ S&P500は、1965〜2024年の配当込みの年平均(約10.4%)。メダリオン・ファンドは、1988〜2018年の手数料後の年平均(約39.1%、手数料前は約66.1%)で、報道による数字です。外部の投資家は受け入れていません。過去の実績は、将来を約束するものではありません。
「専門外です」と正直に答えてくれる。そのうえで、詳しい理由や商品のリスク・条件を説明してくれる。「詳しい専門家に確認してください」と言ってくれるのも、誠実な対応です。
「細かいことはいいから、私を信じてください」と、商品の中身ではなく、信頼の話になる。
「詳しいことは、業者の担当者に聞いてください」と、自分では説明せず、すぐに業者に話をつなごうとする。
勧める理由が、「先生への信頼」だけ。専門外の商品でも、先生の信頼に任せず、費用・解約・リスクを自分で確認します。その分野の別の専門家にも意見を聞いてから、決めます。
あなたの状況(いつ使うお金か、いくらまで減っても大丈夫か)を聞いて、合う点と、合わない点と、悪い点を、理由と一緒に説明してくれる。
「動画は全部うそです」と、理由なく言い切る。
あなたの状況は聞かず、質問にも答えず、「それより、この商品にしませんか」と、すぐ勧める。
説明に納得できないとき。同じ質問を、ほかの専門家にもして、答えを比べます。
得られる時間や成果が、金額に見合っている。高くても、頼む。
見合わないと感じる。または、自分でやったほうがいい。頼まない。
見合うかどうか、分からない。「料金の内訳を、教えてもらえますか?」と聞いて、ほかの業者とも比べてみる。
税金が減る額と、手元に残る現金の両方を、数字で説明してくれる。手元の現金が足りるかどうかも、一緒に考えてくれる。
節税額ばかり話して、手元に残る現金は説明しない。「手元に残る現金は、いくらですか?」と、もう一度聞いて、答えを見る。
「今年中に決めないと間に合いません」と、期限だけを強調する。
説明に納得できないとき。同じ質問を、ほかの専門家にもして、答えを比べる。
※ 数字は、説明のための例です。実際の損金の扱い、税率、あとから利益として戻るかどうかは、商品や状況によって異なります。
相手の話の「ん?」に気づけること。それを質問にして言えること。この2つがそろうと、相談は「任せきり」でも「疑い合い」でもなく、一緒に考える時間になります。
質問集
「すごい話を聞いたよ!」の場面で、メモリくんは、どこで「ん?」と引っかかったのか。そこから生まれる質問を、1つだけ切り抜きました。タップすると、その質問をしたときの、話を持ってきた人の返事の例が開きます。(どれも一般的な例です)


誰が、どんな仕組みで保証するのか、保証されない場合はないかを、具体的に話してくれる。
「大丈夫です」「会社が保証します」としか言えない。
「そんな心配より、今がチャンスです」と話をそらす。
元本保証をうたいながら、仕組みも、保証する人も示さない。ふつうの商品で、元本保証と年5%が両立することは多くありません。詐欺の可能性も考え、お金を出す前に、金融庁の登録業者(?)かを確認し、第三者にも相談します。


期間や条件を、聞く前から説明してくれる。
「年率ですから」と言うだけで、期間の話ができない。
「くわしい条件は、契約後にご案内します」と言う。


本当に期限があるなら、その理由(募集枠、手続きの締め切りなど)を説明してくれます。期限も条件のひとつとして、検討します。
「えっと…」と、理由が言えない。
「後悔しますよ」と、さらに急かす。
理由を示さず、ただ焦らせて、契約や入金を急がせる。ぼったくりや詐欺の可能性も考えます。お金を出す前に、家族や消費者ホットライン(188)(?)など、第三者に相談します。


利息と費用を、差し引きで計算して見せてくれる。ほかの条件も、聞く前に話してくれる。
答えに詰まる。「お得ですよ」としか言えない。悪意はなくても、一緒に考えるのは難しい相手です。
はぐらかす。「今日までです」と急かす。質問されること自体を嫌がる。




「簡単ではありません」と認めたうえで、期間や運用の方法など、数字の裏づけを示してくれる。第三者の確認も出してくれる。
「すごい人なので大丈夫です」としか言えない。悪意はなくても、一緒に考えるのは難しい相手です。
「ありえます。今だけの枠です」と、理由を言わずに急かす。
世界最高クラスの運用の数倍の数字が続くなら、詐欺の可能性も考えます。お金を出す前に、金融庁の登録業者(?)かを確認し、家族や第三者にも相談します。


「専門外です」と正直に答えてくれる。そのうえで、詳しい理由や商品のリスク・条件を説明してくれる。「詳しい専門家に確認してください」と言ってくれるのも、誠実な対応です。
「細かいことはいいから、私を信じてください」と、商品の中身ではなく、信頼の話になる。
「詳しいことは、業者の担当者に聞いてください」と、自分では説明せず、すぐに業者に話をつなごうとする。
勧める理由が、「先生への信頼」だけ。専門外の商品でも、先生の信頼に任せず、費用・解約・リスクを自分で確認します。その分野の別の専門家にも意見を聞いてから、決めます。


「言われてみると、おすすめに出てきたものを見ていたかも」と振り返り、反対の意見や、別の見方も探してみる。
「自分で選んだんだから、間違いない」と、見直さずに、そのまま決めようとする。
動画の話が、自分の場合に当てはまるかは、動画では分かりません。専門家に、自分の状況を伝えて、確かめます。


「自分でやったら、調べて、何時間もかかる。直った鍵と、自分の時間に払ったんだ」と気づく。その金額に見合っていると思えば、頼みます。
見合っていないと思えば、頼みません。自分でやる、別の方法を探す、という選び方もあります。
金額が分からないまま作業が進みそうなら、作業の前に総額を聞きます。ほかの業者にも見積もりを聞いて、比べます。


税金が減る額と、手元に残る現金の両方を、数字で説明してくれる。手元の現金が足りるかどうかも、一緒に考えてくれる。
節税額ばかり話して、手元に残る現金は説明しない。「手元に残る現金は、いくらですか?」と、もう一度聞いて、答えを見る。
「今年中に決めないと間に合いません」と、期限だけを強調する。
説明に納得できないとき。同じ質問を、ほかの専門家にもして、答えを比べる。
動画
ブロッコリーボーイとメモリくんが、「ん?」の見つけ方と、質問のしかたを紙芝居にします。最後に、その回で使った算数のことばを1つ添える予定です。
案内役
思ったことをすぐ口にする正直者。「なんか変だぞ」と最初に気づく、違和感センサー担当です。


立ち止まって、一緒に確かめてくれる、算数が得意な相棒。「なんか変」を「ここが変」に直す、ことば担当です。


算数とは
ここまでの会話で使ったのは、順番に考える、場合を分けて考える、地道に数える、そろえて比べる、といった考え方です。むずかしい式は出てきません。こうした算数の考え方があれば、いろいろなからくりに引っかかりにくくなり、安心して、自分で選べます。それが、毎日をちょっと自由にします。
先に払う3万円と、あとでもらう利息を、順に並べて見る。期間(3か月)をそろえて、年12%を3か月分に直す。
順番に考えるそろえて比べる割合(%)かけ算・わり算引き算
この会話をみる →1か月ずつ、増える様子を12回くり返して数える。増えた分にも、次の月の10%がつく。
地道に数える順番に考えるかけ算のくり返し(電卓OK)
この会話をみる →年10%、年39%、月利10%(?)(年214%)を、同じ「年」にそろえて、並べて比べる。
そろえて比べる倍で比べる
この会話をみる →専門の話と、専門外の話に、場合を分けて考える。
場合を分けて考える
この会話をみる →みんなに向けた話と、自分の場合の話を、分けて比べる。
場合を分けて考えるそろえて比べる
この会話をみる →「2倍」という率と、何円儲かったかという金額を、両方見る。
何に対する数字か見る割合(%)かけ算
この会話をみる →10分の作業と、直った鍵・自分の時間を、分けて考える。1分あたり、1時間あたりと、単位をそろえて見る。
場合を分けて考えるそろえて比べるわり算時間の単位(分と時間)
この会話をみる →買わない場合と、買った場合に分けて、順に計算する。最後に、手元の現金を並べて比べる。
場合を分けて考える順番に考えるそろえて比べる割合(%)かけ算引き算
この会話をみる →計算が出てこない会話もありますが、考え方は、どの会話にも出てきます。
おまけ
本編に出てきたことばを、もう少しくわしく。会話の中の「(?)」からも、ここに来られます。気になったものだけ、開いてください。
数学者が作った、史上最高といわれる運用ファンド。
利息や運用の割合を、どの期間あたりで言うかの違い。
利息のつき方の違い。
最初に預けたり、投資したりしたお金が「元本」。
アメリカの代表的な大企業500社の株価をまとめた指数。
最悪のとき、いくら減るか。
投資の勧誘や運用は、法律で登録などが必要な場合が多い。
消費生活の相談窓口。
相談へ
このサイトの質問は、疑うためのものではなく、相談できる相手を見つけるための道具です。困っていることがはっきりしたら、専門家に相談してみましょう。相談するかどうかも、誰に相談するかも、自分で選んでかまいません。
このサイトへのご意見・ご感想・質問を、ふたりに届けてください。いただいたメッセージには、原則として、お返事ができません。そのかわり、可能な限り、このサイトに反映していきます。
送れるようになるまで、少しお待ちください。
このサイトは、専門家と相談者がつながる場にしていきたいと考えています。考え方に共感してくださる専門家の方が、ご自身のことばで、ご自身をアピールできる場をつくる予定です。おすすめや紹介ではなく、ご自身の考え方や得意なことを、並べて載せていただくイメージです。
まだ仕組みはできていません。いまの段階では、ご連絡をお待ちしています。下のボタンから、メールでお送りください。
送れるようになるまで、少しお待ちください。